前を向くちからのもと

世界的感染症大流行のもと

なかなか出席できずにいた稽古会には

とうとう全く出席できなくなり

 

はや 幾星霜

 

 

これまでにいただいた型の稽古を仕事と生活との合間にできるかぎりはしてはいますが

 

先生はじめ稽古せずにはいられない

あの方この方とお会いできないのは

時としてあまりにさびしく

つらく思うこともしばしばです

 

そんな中

ひとり稽古にいそしむために

ひそかに願うことがあります

この胸にいだく夢があります

 

かつて日本有数のテーマパークで聞いたことをおぼえています

 

夢があれば希望が生まれる

希望があれば勇気が生まれる

 

聞いていてなるほどと思いました

 

ひとり稽古にいそしむそれをささえるみなもとの大きなひとつに

今ならば順番でいけば次にいただける型はこれだなと思いつつ

その型の稽古ももちろんしてみたいと強く思いつつ

本来

居合が誰にでも稽古を許されはしないことが当たり前だったころならば

この型にすすむはずだった

 

今とは違う

その型をいただけるようになりたい

 

その願い

その夢が

いまの私を稽古にかりたててくれます

 

かなわなくとも全くかまいません

 

稽古しているから

昨日は知らなかったなにかに今日気づくことができます

 

時々なんだかくたびれてしまうこともあるけれど

それでも無上極限を求める時間を日々わずかでも持てることは

それでしか得ることのできない幸せを私に与えてくれます

 

いつの間にか進むべき道を大きく外れてしまっていないことを祈りつつ

 

今日も僅かの時間僅かの本数

自分の一本を抜きたいと思います

 

こんな私の駄文に目を落としてくれるあなたに幸あれ!